【思い出のカメラ】PENTAX K-30
今日から私が持っているカメラやレンズの紹介をしていきたいと思います。
第一弾はK-30です。
K-30との出会い
このカメラの発売は2012年。
当時は向井理出演のCMがテレビで流れていたのを覚えています。
K-30が発売するちょっと前くらい、カメラを始めてみようと一眼レフを探していました。
色んなメーカーのホームページを見て自分が買えそうなカメラを探しました。
「ニコンならD5200。キヤノンならEOS Kiss X6iにする。」と決めます。
最後にペンタックスを見ました。
そのときにK-30が新製品としてトップページに表示されました。
一目惚れです。
「なんだ、このカメラは。」
「光沢のある美しい色で、角張ったデザインがかっこいい。」
「よく見ると色も豊富で選べる。これは面白い。」
私がこのカメラを選んだ理由はこれだけです。
K-30の最大の特徴はデザイン
購入理由でもありますが、私はK-30の最大の特徴はデザインだと思っています。
デザイナーはKP J limitedの企画で有名となったTKO氏で、高級スポーツカーをイメージしてデザインされたそうです。
全18色のカラーバリエーションで光沢感のあるクリスタルカラーと、艶消しのシルキーカラーが用意されておりました。
そのうち3色はレギュラーカラーで販売店に在庫を置いてありました。
残りの15色はオーダーカラーで、販売店に注文し約2週間で手元に届くというものです。私もこれを利用しましたが、実際には2週間もかからず1週間ほどで届いたと思います。
クリスタルオレンジを購入しましたが、単なる光沢塗装ではありません。K-30のクリスタルカラーは、光沢のある粒子を入れることで色に深みを出しています。これによって立体感を出しているのです。
見た目、色がいいのはもちろんですが、このカメラのデザインはそれだけではありません。
持ちやすさ、構えやすさにもこだわりがあります。
グリップは内側を大きく凹ませているので指先が快適です。
背面は親指を置く箇所が斜めになっています。小さな傾斜ですがホールディング性は大きく向上しています。
実際に持ってみると細身のグリップなのに指がしっかりと引っかかることが分かります。
左手側。
こちらは縦位置撮影時に添える左手に合わせて側面が丸みを帯びた形状になっています。
底面の角は面取りがされており、手の中に収まりやすい工夫がされています。
長く使えるミドルクラス一眼
私はこのカメラをデザインだけで購入したので中身については後で知りました。
K-30はエントリー者向けに作られたモデルですが、実は位置づけはミドルクラスなのでした。
一眼カメラを買う人は意外と少し背伸びをして中級機を買う人が多い。そんな人のために中級機並みの性能を持った初心者向けのモデルを作ろう。そんな想いからこのカメラは生まれたそうです。
K-30という名前はK-7より前の中級機K10D、K20Dから続く番号を使用しています。
中級機ということもあってか、K-30はメイン機として約3年間使用しました。
カメラの基本的なことはこのカメラで学びましたが、その後もしばらく使うことができました。
正直K-1を持っている今でも私の使用用途ではこのカメラで十分な気がするときがあります。
K-30を使っている途中もK-3やK-5II/IIsなど上級機の誘惑はありましたが、買わなくて良かったと思っています。
やっぱりレンズ買った方がいいです。
ボディなんて1台でいい。
K-30一台で様々なレンズを使ってきました。
最初はダブルズームキットの2本でしたが、今では30本前後になりました。
手元にあるレンズのほとんどはK-30がメインの頃に揃えたレンズです。
今思うとK-30一台で色んなレンズを買って試していた頃が一番楽しかったです。
今でも使うとワクワクする
現在はK-1をメインとしているためK-30を使用する機会は減ってしまいました。ですが不思議なことに、たまに使うと今でもワクワクします。
もう3年間みっちり使ったしK-1があるのに。
このカメラだけは特別な存在なのです。